デジカメでキレイに撮るなら

 うちの店でも、もちろん従来のフイルム・使い捨てカメラの現像・焼付けもやってますが、デジカメプリントが圧倒的に増えてきました。そこで、最近気づいたことがいくつかあります。
 実はデジカメのほうが、露出にシビアだということは、あまり知られていません。明るさに対する寛容度が、あまり広くないのです。受光部であるCCDサイズが比較的大きいデジタル一眼レフはまだいいのですが、CCDが小型のコンパクトタイプは、特にその傾向が強いようです。
 もともと、フイルムに対して暗い部分に強いデジタルですが、最近は性能の向上により、よりノイズの少ない絵になっています。ですが、露出がオーバーになる特に明るい部分は、どうしてもすぐ白飛びしてしまいます。デジタルで白飛びしているということは、既にその部分は情報が欠落しているということですので、さすがにお店プリントでも救いようがありません。日差しの強い場所での撮影や、明暗の差が激しい場所での撮影には、注意が必要です。そんな時は、構図を変える、撮影の向きを変える、露出補正を使う、フラッシュを使うなどといった方法で、白飛びを回避してください。また、せっかくデジタルカメラを使っているのですから、その場でこまめに撮った物をチェックしてください。そうすれば、失敗がぐっと減りますよ。